06.06.2025

これを書き上げるのにだいぶ時間が経ってしまった。妹が私のところに訪ねにきてくれていたからだ。妹と2人で何日も過ごしたのは人生で初めてだし、もちろん2人で一緒に旅行をしたのも初めてである。お互いにとてもいい経験で、小さなことにまで共感もしあえて、普段なら困難なことも感情が出ることなく楽しめた。それとともに、7歳も離れているせいかジェネレーションギャップを感じたとともに、好奇心旺盛な姉(私)と割と閉鎖的な妹との違いも見ることができた。彼女にとって初めての欧米圏への旅行だったからこそ、日本との違いや、平和であることのありがたさや、豊かさ、情報過多への弊害などを、私自身も含め再確認できる旅であった。


朝5:30に起きる。カズと空港に妹を迎えに行くために準備をする。カズはグラノーラを食べ、私は朝早すぎたため、何も入らずグリーンティーだけ飲むことにした。普段なら空港まで家から近いため、ウーバーで行ってしまうのだが、明日もメルボルンで空港に行くのと、帰りはタクシーに乗ると決めていたため、乗り過ぎは良くないと、6時に家を出て、電車とバスを乗り継いで国内線空港に向かうことにした。
まず最寄りの駅からNewtown駅まで電車に乗り、そこからバスに乗り換えて空港に近い大きな公園の前で降りる。そこからまた20分ほど歩いて空港に着くルートだ。朝はとても寒く、グリーンティーのカフェインが効いてしまったのもあり、結構つらかった。公園からの道中で水面に綺麗なサンライズが照らされていたが、それどころではないくらいだった。
7:20に空港に着き、掲示板で6:45着のケアンズ発便を探す。なかなか見つからず、早めにゲートを出てしまったのだと思い、第2ターミナル内をくまなく探す。それでも見つからず、外に出て探すがなかなか見つからない。Wi-Fiが使えなくて連絡ができず、迷子になって困っているかもしれないと心配になり、インフォメーションセンターのスタッフに聞いてみる。着いたかどうか確認できないから、この便のジェットスターのカウンターに行って聞いた方がいいとのアドバイスをもらう。カウンターに行くが、朝早いせいかスタッフはいない。仕方がなく、Googleで「Sydney Arrival JQ963」で検索をしたら、「6:45発9:45着」とあった。それは見つからないわけだ。彼女は完全に見間違いをしていたようだ。到着時刻まで2時間あるので、とりあえず待つことにし、カズは仕事に行く時間なのでバスをまた乗り継いで行ってしまった。
私はこの2時間の間、英語のアプリで勉強をして待つことにした。意外と早く時間は過ぎ、少し早く9:30頃に到着し、ゲートから彼女が出てきた。彼女との7ヶ月ぶりの再会は、そこまで大袈裟なものはなく、お互いに変わりなく、いつもの朝のような雰囲気だった。タクシー乗り場でタクシーに乗り、初めての1人での飛行機はどうだったかとか、日本での最近の生活の話などをして、彼女は大学3年生で就活真っ只中であり、未来に進もうとしている様子だった。

家に荷物を置き、カフェSoulmate Coffeeに歩いて向かう。妹はオーストラリア定番らしくアボカドトーストとフラットホワイト、私はブラックソーセージラップにチャイラテをオーダー。このカフェはシドニーらしいオープンな雰囲気で、テラス席もあり、食事もオーストラリアらしいものばかりで初めてのカフェにはうってつけだ。

カフェを後にし、バスを2本乗り継いで、Bondi beachに向かう。天気予報では旅行中の今日だけが晴れらしいので、せっかくなので行くことにした。来るたびに大自然のロケーションとユニークな地層の流線に圧倒される。ビーチ近くのカフェでコールドプレスジュースを買い、ビーチ沿いを歩くことにした。今は冬なので入れないのは悲しいが、ビーチとブッシュウォークをするにはとてもいい天気である。歩けるように平らに岩を削って舗装もしてあり、南に向かって歩いた。ポイントごとにビーチがあり、1時間半歩いた先にあるBronte Beachで休憩をすることにした。時間も3時になってしまったので、バスでBondi Junctionで乗り換えて帰ることにした。スーパーに寄る必要があったため、乗り換え駅近くのスーパーで買い物を済ませ、電車に乗って帰る。家に着くとカズはすでに帰宅していて、ディナーに行こうということで、最近新しくできたDulwich Hillにあるギリシャ料理屋のOlympic meatsでディナーをした。ドアも窓もない完全にオープンな空間で、ほぼテラス席のような面白い内装だった。私たちはピタパンと、タコのマリネ、フライドポテト、豚の串焼き、クスクスパスタをオーダーした。どれも美味しかったが、特にフライドポテトの味付けとテクスチャーは最高で、ポテトマニアの私にとっては最高レベルのものだった。

歩いてデザートを食べに行こうということになり、Marrickvilleにあるジェラート屋Francoに行き、3人で3つのフレーバーをシェアし、ココナッツとストロベリーとティナミスをそれぞれ好きなものをオーダーした。なかなかまとまった組み合わせだった。歩いて帰宅し、21:30就寝。

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