22.06.2025

朝8時に起きる。朝食にアボカドトーストを食べ、バスに乗ってMarrickvilleにあるReverse Garbageというお店に向かう。そこには商業的に出されたゴミをリサイクルというかたちで販売しているところで、医療用品の聴診器やスポイト、木材や布、誰かのトロフィーや写真立てなどありとあらゆる廃材を売っていて、シドニーの子供たちの楽しい雑貨屋的な立ち位置で、大人になっても思い出の場所となっているらしい。私の周りの友人たちはアートワーク用やインスピレーションをもらいに行っていたりもする。
私はそこへ、今度の東京での展示に出す作品の材料を探しに来た。前回は何もなく来て、ノートしか買わなかったが、今回はイメージがたくさん膨らんでいたおかげで、いろいろと材料を買うことができた。レジに向かうと派手なコスチュームのような格好をしているお姉さんが “Wow, so many materials. I love it!”とカゴの中身の商品を見て言った。こういう空間と人がいるのは、子供にとっても絶対に思い出になる場所である。

店を後にし、カズのワークショップへ向かう。途中で温かい飲み物が欲しくなり、カフェTokyo Lamingtonにて、シナモンロールとブラックセサミラテ、カズはフラットホワイトをオーダー。彼が現在製作中の七角形のダイニングテーブルを見せてくれるといい、行くことにした。最初は、木材の色がオンラインで見ていたものとは全く違く、ダークチョコレートだと思っていたものがホワイトチョコレートだったらしい。そのため、数日はひどくショックを受けていたが、立ち直してデザインに集中することにしたようだ。Donald Juddのダイニングテーブルのデザインから着想を受け、幾何学的かつ機能性とミニマルさを反映させたデザインで、彼らしい思いやりとユーモアあるテーブルになっていた。
途中でワークショップをシェアしているジョンおじさんがやってきて、調子はどう?などと少し会話をする。お腹が空いてきたので、坂を登った先にあるMarrickville Pork Rollにて、バインミーをテイクアウト。ここは大人気のバインミーの専門店で、このお店のがシドニー1美味しいと私は思う。カリカリの豚バラはもちろん、なますがほどよい酸味かつとてもフレッシュで、もはやなますがメインのようなものかもしれない。今日も美味しく平らげた後、カズと別れ、スタジオへバスで向かう。今日は誰もいなかったが、作業は結構進めることができた。

18時頃に帰宅し、シャワーを浴びて、ケイティーのお誕生日ディナーに向かう。チャイナタウンにある大きなビル内のタイ料理屋で、初めて入るお店だ。ケイティーとは去年の夏に東京にて初めて会い、その時は渋谷ののんべい横丁のおでん屋で飲み、横に座っていたフィリピンハーフの男女と仲良くなり、カラオケパブに行った夜だった。それきり彼女はメルボルンに住んでいたので、会う機会がなかったが、最近シドニーに戻ってきたようで今回誘ってくれたのだ。レストランに着くと、彼女の友人たちもいて、途中で共通の友人のエルモも来た。彼女は今日2回もベイビーシャワーに行ったらしい。彼女の年齢になると、こういう行事で忙しくなるものなのだろう。一緒に来ていたサラとも色々と話し、楽しい夜だった。バスで帰宅し、23時就寝。

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15.06.2025