27.06.2025
朝8時に起きる。朝食にグラノーラを食べ、歩いてボタン屋での仕事まで向かう。今日もひっきりなしにお客さんは来る。冬だから特に外でやることもなく、家で編み物をして過ごすのだろう。だからこの時期のお客さんのほとんどは自分のセーター用のボタンか孫や娘のためのセーター用に買いに来るのである。実際、シドニーの冬はこれといって楽しいことがあまりない。もちろんクリスマスもないし、正月もバレンタインもない。冬のなんだか楽しくて忙しない雰囲気とは程遠いのである。北半球の人たちがいかに寒い冬を楽しくして過ごそうとしてきたかが今になってわかるようになった。唯一の救いは、シドニーの平均気温が15-19度くらいで比較的暖かいことくらいだ。
17時に仕事は終わり、近くの小さなホームセンターに寄る。入った途端に、店員のおじちゃんの接客が入り、ここぞとばかりに、「何を探しているんだ?これを買うといい」などと押し売りに来た。値段も高く、欲しかったテラコッタの鉢も、実際はプラスチック製だったので、さりげなく店を後にすることにした。近所の人たちが店内にいるのを見たことがなかったため、皆ぼったくり店であることは知れ渡っているのだろう。18:15からSydney Dance Companyでバレエのクラスがあるので、電車でCircular Quay駅まで向かう。ここはずっと気になっていたダンスカンパニーで、友人のケイティが通い出して、誘ってくれた。今日はビギナーのクラスで、指定されたスタジオへ入るとかなり広い部屋で、25mプール以上はあると思う(プールで広さを表すのは少しおかしいかもしれないが)。生徒数も30-40人近くいただろう。このスケールの大きいクラスは初めてでわくわくした。日本だと敷居が高く、大人クラスでも入るのに恐れおののいてしまうイメージがあるが、ここはビギナークラスといっても、全くの初心者から私くらいの幼少期から経験があるくらいまで、様々なレベルの人たちがいて、同じ動きでもそれぞれで自分のレベルの合わせて決めて踊ることができた。それと純粋に自由に何かにとらわれることなく、広いスペースで踊ることができて嬉しかった。家からは少し遠いが、また行くだろう。
19:45にクラスは終わり、ケイティと駅まで歩く。家に着き、カズはオージービーフのステーキを焼いて待っていてくれた。運動した後のステーキは最高である。22:30就寝。