09.06.2025
朝9時に起きる。意外と疲れは溜まっておらず、すんなりと起きることができた。朝食は昨日Tofu Shotenで買った揚げ豆腐に出汁をかけて、揚げ出し豆腐を作る。豆腐がふわふわで香ばしくてとても美味しかった。
10:30にカズと妹と出かけ、Circular Quayの方へ向かう。そこでは私のブックバインディングの仕事の同僚ジュリアンと待ち合わせをしていて、みんなでそこからフェリーに乗ってタロンガ動物園に行くのだ。フェリーを待っている時に、たまたまダニーとジョーと彼らの友人カップルに会う。彼らも同じフェリーに乗って海岸沿いのブッシュウォークに出掛けるところだったらしい。確かに今日はブッシュウォークをするのに最高の天気と気温である。
フェリーはオペラハウス横から出航し、ハーバーブリッジを通って20分ほどで到着するコースである。観光にはぴったりのシドニーらしい景色を一望できるもので、私もいつも乗ると高揚感を味わえるので好きである。動物園に着き、マップを貰ってコースを見てみるとかなり広いようで、計画的にルートを考えなければかなり歩くことになりそうな広さだった。入ってすぐにコアラエリアがあり、早速わくわくしながら入っていくと、コアラは一匹だけで、背を向いて寂しそうな雰囲気を漂わせていた。きっと寝ていたのだろう。面白いのは建物が円形になっていて、半分が屋根で半分は外になり、螺旋階段のようなスロープで斜めに上がっていくデザインで、360°コアラを眺められるようになっていた。
印象的だったのは広告の写真にもなっているキリンのエリアで、キリンの顔とと同じ高さが地面になっていて、そこから眺められ、背景はシドニーの海とシティである。遠くまで景色を眺められ、いかにもオーストラリアらしい設計だと感じた。私の父は、海外に旅行に行くと必ずと言っていいほど動物園に行く。動物が好きそうな人ではないが、動物園に行くとその国の性格的特徴が見えるそうだ。きっと、動物と人間の距離感や、動物の扱い方にその国の文化が表れるのだろう。日本を例に挙げると、パンダやゾウ、ライオンなど有名な動物を展示する傾向にあり、展示方法も小さな檻の中にいて、私たち人間が檻ごとに行列を成しながら見て回らないといけない。そして、写真を撮ろうとも柵が邪魔をして上手く撮れない。
オーストラリアは、動物のエリアにもよるが、珍しい鳥やエミューのエリアなどはほぼ柵がない状態で、私たち人間がそのエリアにドアから入って、同じ空間から動物たちを探しながら見ることができる。また上手く自然を取り入れているように感じ、野鳥のカラスやオーストラリアに生息するアイビス、ブッシュターキーなどが紛れ込んで、共存しているのも面白い。オーストラリアの国の成り立ちと似ているようにも感じる。原住民とヨーロッパやアジア、アフリカなどからの移民によって互いに共存し、国が成り立っているのと似ているのである。特に好きだったのは、ミーアキャットとカンガルーのエリアである。上手く自然と融合していて、彼らの生態系を間近で見ることができ、その土地で、その土地に生きる動物を間近で見ることの意味性を感じることができた。
小雨が降ってきたタイミングで、全てのエリアを見終え、お土産ショップで私と妹がいくつかお土産を購入した。こういうお土産ショップは意外と面白いものが売っていて好きである。
ちょうど動物園前からバスが来たので乗り、シティに戻る。タウンホールで降り、ジュリアンとまた明日ねと別れる。私たちは妹が化粧品のセレクトショップに行きたいと言ったので、MECCAとSephoraに行く。カズはオーストラリア発のバッグブランドCRUMPLERにてえんじ色のショルダーバッグを購入していた。仕事用として使うのだとか。
電車で家に帰り、今夜はマイラとジャスパーが家に来て、ピザパーティをするので、私たちはトッピングの用意を進める。マイラはピザ生地を手作りしてきてくれる。彼女のピザ生地はカリカリで美味しく、私はそれに合わせて4種類のトッピングを考えた。まずはマルゲリータにプロシュートトッピング。2枚目にトマトベースにアンチョビとローストしたナス、ズッキーニ、3枚目はチーズベースにガーリックマッシュルームとウォルナッツ、トマトのオイル漬けをのせた。4枚目はトマトベースにキャラメリゼオニオンとリコッタ、タイムをのせた。個人的には3枚目の組み合わせが最高に相性が良くて、これはお気に入りのピザ屋の一つ、MarrickvilleのMADREのトッピングから参考にした。ジャスパーはもうすぐ所属しているバンドの初ヨーロッパツアーに行くらしく、楽しみそうな雰囲気だった。マイラは新しい仕事を始めながら、先日に初のソロライブを教会でやったらしく、2人とも前に進み続けていて、純粋に私も嬉しかった。23時就寝。
08.06.2025
朝8時に起きる。メルボルンの朝はすごく寒い。ペパーミントティーと持ってきた味噌汁を飲む。妹も起きてきて、今日はシドニーに帰るため、ほぼ一日中外にいることになるから、もう一度寝ようということになり、ベッドに戻る。10:30にまた起きて、チェックアウトの準備をする。
昨日鍵を借りたコンビニに返しに行って、セレクトショップPan Afterに寄り、ボーンミニスプーンを2本購入。近くのカフェINI Coffeeでお茶をする。気づかずに入ったが、韓国系のカフェのようで、白を基調としたインスタ系のところのようで驚いた。店を出て近くの古着屋に寄る。妹がフレグランス系が欲しいというので、The Plant Societyに行く。その後、GoodbyesやFitzroy Marketで古着を見て回った。いつも思うがメルボルンは日本人が多い。特に関西出身の人が多いように感じる。オーストラリア人の人柄と似ているからなのだろうか、文化や雰囲気が住みやすいからなのだろうか。とても不思議である。妹はマーケットでニットカーディガンとネックレスを購入し、とても嬉しそうだった。
時間は1時を過ぎていて、私たちはとてもお腹が空いていた。Carlton NorthのエリアにあるカフェFlorianに行く。そこは前回の旅行でも行ったカフェの一つで、味のクオリティといい、ピカソの邸宅を彷彿とさせられる南フランスのような店内が好きで、また行くことにした。テラス席に案内され、日差しは出ていたが、風は寒かったのでスープとオムレツを注文することにした。妹はスープに感動したようで、その後にスープがどれほど美味しかったかを何度も話していた。
カフェを後にし、ストリートの先にあるメルボルン発のウィメンズワークウエアブランドのSUKに行く。お店はそこに1店舗しかないようで、前回の旅行でもスポーツライン的なデザインのパンツを一本買い、だいぶヘビロテをしていた。妹も私が履いているのを見て欲しくなったようで、立ち寄ることにしたのだ。2人でたくさん試着したが、私はこれというものがなく今回は諦め、妹はカーゴチノを買っていた。バスでBrunswickに移動し、古着屋を数件見て回る。私はもう他店舗のGoodbyesでグレーのきれいめなデザインのノーカラージャケットを買った。最後に、カズへのお土産にTofu shotenで揚げ豆腐を3つ買って帰った。
シティーに戻り、タイ料理屋Soi 38でディナーをする。トムヤムチキン鍋と餅米ライスとミルクティーを注文。
空港までのスカイバスに乗り、日本の成田空港的なアバロン空港からシドニーへ戻る。到着は22時すぎと予定時刻よりも早かったが、着陸してすぐに予約したウーバーがなかなか来ず、ようやく15分待って予約できたと思ったら、突然運転手側からキャンセルされてしまった。とても寒くて一日中の旅で疲れていたので、待ってもいられず、空港タクシーを呼んで帰った。この間のブリスベン旅行の帰りのタクシーは、びっくりするほどぼったくられて、2度と乗るものかと思ったが、今回は妥当な金額で少し安心した。
帰宅したころには、11時も過ぎていてカズはすでに寝ていたので、私もすぐに就寝した。
07.06.2025
朝8時に起きる。朝食に軽くグラノーラを食べて、10時にRedfernにあるCarriageworks Farmers Marketに出かける。天気がいいせいかいつも以上に混んでいた。妹が何かすっきりとした飲み物が欲しいと言うので、コールドプレスジュース屋でそれぞれスイカジュースとパッションフルーツジュースを買った。マーケット内を歩いていると、列ができているパイ屋を見つけて見てみるととても美味しそうだったので、並んでペッパー和牛ステーキパイを買って2人でシェアすることにした。パイ生地のサクサク感と程よい甘さはもちろん、中の和牛の長時間じっくり煮込まれたほろほろ感がたまらなく美味しく、完全にハマってしまった。調べてみるとこのマーケット以外でもチャイナタウンにあるHaymarketにもあるとのことで、今度また行ってみようということになった。
次は何か甘いものが欲しくなり、シドニーの大人気ベーカリーA.P Bakeryにて、パン・オ・ショコラをテイクアウト。チョコレートがしっかりふんだんに入っていて、こういうケチらないオーストラリアの食文化がすごく好きだと思った。クロワッサン生地自体は、パリや日本のハイクオリティなお店には劣るが、食材をしっかり使うところはかなりの高評価である。最後に、妹がまたジュースをリピートしたいと言ったので、戻って今度はオレンジジュースを買った。彼女はフレッシュジュースにハマってしまったようだ。
彼女は家で就活の説明会をオンラインで受けなければならないらしく、一旦バスに乗って家に帰った。これから2人でメルボルンへ発って一泊二日の旅行をするので、私はシャワーを浴びてパッキングや旅程の計画を進めた。14:30にウーバーのピックアップを予約し、シドニー空港国内線へ向かう。空港に行くと、私はなぜかいつもマックのハッシュブラウンを食べたくなってしまう。多分スナック的なものを欲しているのだろう。妹が買ってくれ、2人でシェアして食べる。こうして食の好みがほとんど同じなのもありがたい。
16:10発の飛行機に乗り、メルボルン空港に17:30頃に到着した。バスに乗って、電車に乗り換え、最後にバスに乗って、エアビーのあるFitzroyのエリアに降りて、前日にホストに伝えられた鍵の預かり場所のコンビニでピックアップをし、エアビーに向かう。乗り換えに時間がかかったせいで、着くのに2時間以上かかり、気づいた頃には20:30になっていた。そして、シドニーよりも体感5度以上寒いのもあり、寒さに慣れていないせいか道中は凍えてつらかった。宿は少し新しめな高級マンション的な雰囲気の建物で、2階に上がり入る。普段はホストが住んでいるらしいが、今週末は旅行に出掛けているらしいので、存分に部屋を使ってね、とあらかじめ言われていた。中は2人で住むのにちょうど良い2LDKの部屋で、部屋からの眺めはすごく良かった。簡単に荷物を整理し、North Fitzroyにあるイタリアンパスタ屋Good timesに向かう。このレストランは前回初めてメルボルンに来た際に、友達の相澤くんがおすすめしていたお店で、最終日あたりにカズと2人で入ったら、安くてかなり美味しくて感動してしまったお店である。安いと言ってもまさかの破格の$9で、日本円に換算するとパスタが300円で食べられる感覚である。今回も$9パスタのトマトベースのオリーブとケーパーの入ったものを、妹はボロネーゼ、それぞれにアペロールスプリッツをオーダー。疲れて冷え切った体に、アンチョビの塩気とニンニクが効いたパスタは最高に美味しかった。前回は多すぎて食べきれなかったが、今日はあっという間に平らげてしまった。アペロールスプリッツは残っていたので、濃いアルコール分をゆっくり氷を溶かして薄めながら、お互いの恋人のことを色々と話した。
22:30に相澤くんとまるちゃんと北のPrestonのエリアにあるRebel Rebelというバーで待ち合わせをしていたので、トラムで向かう。そこでは相澤くんのメルボルンで初めての写真の個展をしているのである。そして彼らは10日後に日本に本帰国をしてしまうので、私はとてもいいタイミングで来れて嬉しかった。バーはローカルな雰囲気を漂わせながら、お客さんはクイーンズランドからの男性が、注文していたメキシコ人男性2人に話しかけて、どこから来たのなどという陽気で他愛もない会話をしていた。なんだか、旅人たちが1日の旅の疲れをお酒で癒すような雰囲気だった。私たちは先ほどのアぺロールで完全に酔っ払ってしまい、ノンアルコールドリンクをそれぞれ注文。飲んでいると、途中で相澤くんとまるちゃんが店に入ってきて、2ヶ月ぶりの再会を果たした。相澤くんの作品は東京にて初めて観た作品とはまたうってかわって、とても感情的かつグラフィカルで、彼のこれからの生活の終わりと始まりを実直に表していた。彼らとはこれからの生活や、来月行くイギリス旅行のこと、そして次は東京でまた会おうと約束をした。終わってしまう寂しさとともに、次の人生の章へ進んでいて、友達の変わりゆく人生を間近で見ている感覚だった。
彼らと別れ、25:30にエアビーに帰宅する。早めにシャワーを浴び、26時就寝。
06.06.2025
これを書き上げるのにだいぶ時間が経ってしまった。妹が私のところに訪ねにきてくれていたからだ。妹と2人で何日も過ごしたのは人生で初めてだし、もちろん2人で一緒に旅行をしたのも初めてである。お互いにとてもいい経験で、小さなことにまで共感もしあえて、普段なら困難なことも感情が出ることなく楽しめた。それとともに、7歳も離れているせいかジェネレーションギャップを感じたとともに、好奇心旺盛な姉(私)と割と閉鎖的な妹との違いも見ることができた。彼女にとって初めての欧米圏への旅行だったからこそ、日本との違いや、平和であることのありがたさや、豊かさ、情報過多への弊害などを、私自身も含め再確認できる旅であった。
朝5:30に起きる。カズと空港に妹を迎えに行くために準備をする。カズはグラノーラを食べ、私は朝早すぎたため、何も入らずグリーンティーだけ飲むことにした。普段なら空港まで家から近いため、ウーバーで行ってしまうのだが、明日もメルボルンで空港に行くのと、帰りはタクシーに乗ると決めていたため、乗り過ぎは良くないと、6時に家を出て、電車とバスを乗り継いで国内線空港に向かうことにした。
まず最寄りの駅からNewtown駅まで電車に乗り、そこからバスに乗り換えて空港に近い大きな公園の前で降りる。そこからまた20分ほど歩いて空港に着くルートだ。朝はとても寒く、グリーンティーのカフェインが効いてしまったのもあり、結構つらかった。公園からの道中で水面に綺麗なサンライズが照らされていたが、それどころではないくらいだった。
7:20に空港に着き、掲示板で6:45着のケアンズ発便を探す。なかなか見つからず、早めにゲートを出てしまったのだと思い、第2ターミナル内をくまなく探す。それでも見つからず、外に出て探すがなかなか見つからない。Wi-Fiが使えなくて連絡ができず、迷子になって困っているかもしれないと心配になり、インフォメーションセンターのスタッフに聞いてみる。着いたかどうか確認できないから、この便のジェットスターのカウンターに行って聞いた方がいいとのアドバイスをもらう。カウンターに行くが、朝早いせいかスタッフはいない。仕方がなく、Googleで「Sydney Arrival JQ963」で検索をしたら、「6:45発9:45着」とあった。それは見つからないわけだ。彼女は完全に見間違いをしていたようだ。到着時刻まで2時間あるので、とりあえず待つことにし、カズは仕事に行く時間なのでバスをまた乗り継いで行ってしまった。
私はこの2時間の間、英語のアプリで勉強をして待つことにした。意外と早く時間は過ぎ、少し早く9:30頃に到着し、ゲートから彼女が出てきた。彼女との7ヶ月ぶりの再会は、そこまで大袈裟なものはなく、お互いに変わりなく、いつもの朝のような雰囲気だった。タクシー乗り場でタクシーに乗り、初めての1人での飛行機はどうだったかとか、日本での最近の生活の話などをして、彼女は大学3年生で就活真っ只中であり、未来に進もうとしている様子だった。
家に荷物を置き、カフェSoulmate Coffeeに歩いて向かう。妹はオーストラリア定番らしくアボカドトーストとフラットホワイト、私はブラックソーセージラップにチャイラテをオーダー。このカフェはシドニーらしいオープンな雰囲気で、テラス席もあり、食事もオーストラリアらしいものばかりで初めてのカフェにはうってつけだ。
カフェを後にし、バスを2本乗り継いで、Bondi beachに向かう。天気予報では旅行中の今日だけが晴れらしいので、せっかくなので行くことにした。来るたびに大自然のロケーションとユニークな地層の流線に圧倒される。ビーチ近くのカフェでコールドプレスジュースを買い、ビーチ沿いを歩くことにした。今は冬なので入れないのは悲しいが、ビーチとブッシュウォークをするにはとてもいい天気である。歩けるように平らに岩を削って舗装もしてあり、南に向かって歩いた。ポイントごとにビーチがあり、1時間半歩いた先にあるBronte Beachで休憩をすることにした。時間も3時になってしまったので、バスでBondi Junctionで乗り換えて帰ることにした。スーパーに寄る必要があったため、乗り換え駅近くのスーパーで買い物を済ませ、電車に乗って帰る。家に着くとカズはすでに帰宅していて、ディナーに行こうということで、最近新しくできたDulwich Hillにあるギリシャ料理屋のOlympic meatsでディナーをした。ドアも窓もない完全にオープンな空間で、ほぼテラス席のような面白い内装だった。私たちはピタパンと、タコのマリネ、フライドポテト、豚の串焼き、クスクスパスタをオーダーした。どれも美味しかったが、特にフライドポテトの味付けとテクスチャーは最高で、ポテトマニアの私にとっては最高レベルのものだった。
歩いてデザートを食べに行こうということになり、Marrickvilleにあるジェラート屋Francoに行き、3人で3つのフレーバーをシェアし、ココナッツとストロベリーとティナミスをそれぞれ好きなものをオーダーした。なかなかまとまった組み合わせだった。歩いて帰宅し、21:30就寝。
31.05.2025
朝8時に起きる。トーストにバターとベジマイトを塗って食べる。洗濯を回して、部屋の掃除と作業をする。10:30に家を出て、歩いてBertasへ向かう。カズとダビンとサンドイッチを食べに行くためだ。ダビンが少し遅れるというので、近くにあるカズのワークショップで先に待ち合わせることにした。一緒にスペースシェアをしているというテリーに会う。ワークショップには何回も来ているがテリーと会うのは初めてだった。裏庭で大きな機械音を出していたので、何を作っているの?と聞いたら、アルゼンチン風BBQのフレームを作っているとのことだった。写真も見せてくれたが、牛肉の大きな塊などを吊るして6時間もかけて焼くらしい。半日も煙たいスタイルのBBQらしい。いつものジョンおじさんも作業をしていて、彼はイギリスの古時計の修復をするところだったらしい。ここに来ると、作業は大変だと思うが、年齢関係なく、皆キラキラした目で、自分が作っているものを見せてくれる。ある種自分がやっていることに誇りを持っているし、自信も持っているのだろう。そういうマインドはどこで何をしていようとも、あるべきものだと思うし、自己を正しく保つのに必要なことなのかもしれない。
ワークショップを後にし、Bertasへ向かう。休日だからかいつも以上に混んでいた。ダビンと合流し、皆新しいサンドイッチのSmoked Turkeyを注文する。私はいつものハッシュブラウンとオレンジジュース。席もなかなか空かなかったので、近くの公園で食べることにする。とても薄くスライスされたターキーがふわふわで、くるみがいいアクセントで食感がすごく計算されていて美味しい。パンもいつもよりも香ばしくて美味しかった。
カズは作業の続きがあるからといって戻り、ダビンと私はフィリピン料理屋Titaでウベアイスクリームを食べようということになり、Marrickvilleの繁華街の方へ向かう。途中でヴィンテージショップに寄る。ギャルソンやヨウジのヴィンテージがメインで、オリジナルの服や新品のストリートブランドの服も置いていた。タビンは新品の「Vietrave」とプリントされたTシャツを購入し、クラブでこれを着るんだとルンルンだった。その後、Titaへ行き、それぞれウベアイスクリームを注文する。初めて食べたが、砂糖の味で芋の風味はあまり分からなかった。たぶん味よりも粘りのあるテクスチャーの方が特徴なのかもしれない。
私がベトナム人経営のネイルサロンに行くのはどうかと提案し、一緒に行くことにする。それは私が毎回台北に行くたびに台湾人のアンちゃんに連れられてベトナムネイルサロンに行っていたのを思い出し、シドニーでもお店を前に見つけ、以前から行ってみたかったのだ。普通のサロンに比べると値段もリーズナブルで、手際が良く、手足用のバスに浸からせてくれてマッサージまであるのが特徴である。ガーリーなピンクと白を基調とした店内に入り、手のマニキュア(ペイントはなし)を注文し、私よりも若そうなお姉さんが担当してくれた。まず爪のカットデザインを聞かれ、スクエアかラウンドで選べるようで、ラウンドを注文した。そこで爪切りから始まり、ヤスリがけ、甘皮も綺麗に取ってくれて、手用の小さなバスに浸かった。手が柔らかくなったところで、クリームを塗りマッサージをしてくれた。最後は温かいお手拭きでクリームを拭いてくれた。15分20分くらいだっただろうか、かなり心地がよく、終わった頃には手がものすごく軽くなっていた。ダビンはベテラン風のおばさまが担当してくれ、彼もとても気持ちよさそうにしていた。満足げで店を後にし、これで25ドルは結構いいと2人でお互いの爪を見せ合いながら話した。
ダビンと別れ、歩いて家まで帰る。まだ3:30だったが、紫外線のせいか久しぶりの晴天のせいか、体がどっと疲れ2時間ほど昼寝をしてしまった。カズが帰ってきた音で起き、その頃には5:30になっていた。ディナーを作ることにし、簡単にカレーうどんを作った。夜は友達のお誕生日会に誘われていたが、大人数の会なようで行けるほどの体力はなく、家でゆっくりすることにした。22時就寝。
30.05.2025
朝6:30に起きる。軽くグラノーラを食べ、7時に家を出て、ケイティとSurry HillsのエリアにあるAbinouというインテリアショップのArtekのセールに行く。着いた頃には開店15分前だったが、すでにかなりの人が並んでいた。開店時間になると、一斉に人がぞくぞくと店内に入っていく。私たちはArtekスツールのコーナーに行き、アイテムを物色した。黒の背もたれ付き椅子と、定番のプレーンカラーのスツールをゲットした。ケイティはスツール2色を購入していた。見渡すと、Artekの商品を持っている人はそんなにいなく、usmの棚を目掛けてきている人がほとんどなことに気がついた。シドニーのシンプルかつモダンなスタイルには合っていて人気なのだろう。そしてこういうバーゲンセール的な場所に行くと、そこまですごくスツールや椅子が欲しいわけではなかったのに、買わないとという気にさせられる。完全に乗せられているのである。こういう人がネズミ講などにあうのだろうとも思う。
ケイティは仕事にそのまま行くと言っていたので、彼女のスツールを預かって、一旦彼女の家からも近いカズの実家に椅子たちを置いていくことにした。カズと実家で別れ、10時からの仕事に向かうが、まだ時間があったので、仕事場の前にある布屋さんでハンドクロス用の布を探すことにした。コットン布のいいストライプピンクのものがあったので、それを買うことにした。店員のお兄さんが私のギャルソンのジャケットを可愛いと言ってくれ、この布で何を作るの?と聞かれた。私はハンドクロスに刺し子のスティッチをするよと答えたら、日本人と気づいてくれ、この僕のカーディガン日本のだよと世間話をした。仕事まで時間がまだあったので、近くのカフェALTASで4ドルのホットチョコレートを頼んだ。働いているお店の道路挟んだ目の前にあったが、今まで一度も行かなかったことに自分でも驚いた。そこで井伏鱒二の『黒い雨』を読み進め、織物の柄のアイデアをノートに書き留めた。
9:55に仕事に向かい、昨日のボタンカバーの作業の続きをする。ひっきりなしにお客さんが来てため、ランチは1:30になってしまった。近くの日本のパン屋Azukiでフィッシュタルタルサンドを買う。久しぶりに甘さのあるコッペパンにサクサクのフィッシュカツを食べて、幸せな気分だった。
17時に仕事は終わり、ALDIで買い物をしてバスに乗って帰る。ディナーはポテトグラタンにきゅうりとトマトのサラダを作る。いつものグラタンのレシピに今日はアンチョビを入れたみたから、風味が効いてとても良かった。その後はまりなと電話をし、最近お互いに疲れていることがわかり、5月病には勝てないから時には諦めは必要だよねなどと話していた。2人とも山羊座だからなのか、いつも悩んでいることや境遇が似ていて、こういう悩みを分かち合える人がいることはありがたいし、心が救われた。22:30就寝。
29.05.2025
朝7:30に起きる。軽くトーストにバターとあんこペーストをのせたものを食べ、カフェBertasへ自転車を引きながら歩いて向かう。カズはホットコーヒー、私はハッシュブラウンにタヒニラテをオーダー。ここのハッシュブラウンは私のお気に入りでハマっている。人生で初めてタヒニラテを飲んでみたが、タヒニの風味は良いのだが、渋くてあまり好みではなかった。
カズと別れ、一旦自転車に乗って家に帰る。途中で後ろのタイヤの音がおかしいことに気づき確認してみると、タイヤがパンクしてぺちゃんこになっていた。仕方なく、また自転車を引いて歩いて帰ることにした。結局自転車を運んだだけである。家に帰り、織物の続きをやることにした。12時からの仕事の支度をするため、早めのランチで素麺を食べ、着替えて歩いて仕事に向かった。
今日はボタン屋の仕事で、着いたら大量のボタンカバーのオーダーが入っていて、ひたすら作業をこなす日であった。途中猫のフレディーと遊んだり、オーナーのルーシーと世間話をしたりしながら、19時に仕事は終わった。
歩いて家まで帰る。道中にある薬局とスーパーに寄って帰る。家に着くと、カズがチキン南蛮を調べて作ってくれていた。定食風にしたかったらしく、大皿にライスと斜め切りのきゅうりとにんじんを添え、チキン南蛮にタルタルをかけてくれた。私は滅多にこういう手間のかかる料理はほとんどしないから(特に油を使う料理)、新鮮かつとても嬉しかった。それとともに、こういう男っぽい料理をわざわざ作るところは、彼のお父さんに似ているなとも思った。
最近精神的に疲れていたので、余計なことはせずゆっくりするのが一番だと思い、22時に就寝。
28.05.2025
朝7時に起きる。カズは7時からフレイザーとクライミングジムに行くと言い、6:30に出て行った。1人でグラノーラにヨーグルトとハチミツをかけて食べる。少しだけ寂しい朝だった。
支度をし、Redfern駅で降り、ブックバインディングの仕事に向かう。今日は先週から進めていた本のページ修復の作業だ。薄手の和紙を使って、破れや欠けた部分に合わせて一つずつカットし、糊でつけてから錘をのせて乾かす。手間がかかる作業である。
その後は、カーリの愛犬・ルイの首輪についているチャームを新しく作る作業をした。彼女の電話番号が変わったのと、来週から誕生日ホリデーに出かけるらしく、犬を預ける必要があるとのことで、私に新しく作り直して欲しいと頼んできた。茶色のレザーを使って骨のマークにカットし、「Loui」「電話番号」のフォントのハンコを一文字ずつ探して、ブレスプリント機をセットし、フォイルプリントをした。なかなか可愛くできた。上部分にパンチで穴を開け、ルイの首につけてあげた。
今度は、別の本の背表紙にタイトルと作者名のフォイルプリントをする作業だ。まずは元の本に合わせてフォントを探す作業から始まり、ブレスプリント機をセットし、どこの部分に貼るかのマーキングをしてプリントをする。タイトルが3行に改行されているので、まとめてプレス機にセットし、調整を行う。その作業はなかなか難しい。高さが生じるから、うまく均等にプレス圧がかからないのである。手作業と目視で確認し調整を進める。本番はいつも緊張するが、ちゃんと綺麗にできた。
17時に仕事を終え、一旦家に帰る。カズも帰宅し、一緒にStrathfieldにある韓国餃子屋のThe Mandooというお店にディナーに行く。この街は昔はロシア人が多いエリアだったらしく、いつの間にか時代が変わるにつれ、韓国人街になっていった。着いたら5組くらいが並んでいた。並ぶのはあまり好きではないが、わざわざこのお店を目掛けてきたからと並んでみることにした。割と回転がいいみたいで、お客さんは食べたらすぐに帰るような感じで、15分くらいで私たちも席につくことができた。蒸し餃子と揚げ餃子、牛骨スープ餃子をオーダーした。韓国の餃子にあまり馴染みがなかったが、日本や中国の餃子に比べて2.5倍ほど大きく食べ応えがある。どれも中の餡がとても美味しく大満足だったが、特に牛骨スープ餃子のスープの味の深さとキムチ水餃子と普通の水餃子がそれぞれいい役割を果たしていた。
優しいディナーだったため、デザートをどこかで食べたいとなり、前から気になっていた餃子屋の目の前にあるアジア系のジェラート屋を見てみることにした。だが、大衆的すぎたためあまり美味しそうに感じられず、とりあえず併設しているモールに入ってみることにした。カズがお手洗いに行くというので、韓国スーパーを見ながら待つことにした。白菜のハーフが2ドルであることにびっくりし買うことにした。家の冷蔵庫にあるパンナコッタフレーパーのジェラートを食べようということになり、そのまま帰ることにした。
ジェラートを食べ、ペパーミントティーを飲み、22時に就寝した。
27.05.2025
朝7:30に起きる。トーストにバターとベジマイトを塗って食べる。今日もRedfern駅で降り、ブックバインディングの仕事へ向かう。午前中は足りなくなったグルーパウダー商品の補充をするために、新しく小分けにして袋詰めをする。結構な量があり、お昼過ぎまでかかった。12時なったところで、隣の建築会社で働いているダビンが来て、毎週恒例のランチは明日だと予定があるから今日にしたいとのことで、持ってきていた昨日の残りのトマトパスタを冷蔵庫に入れ、ランチに行くことにした。
少し外は冷えていたため、何か温かいものが欲しいとなり、近くのインドネシア料理屋に行くことにした。前回来たときはオープン直後ですごく混んでいたのと、オペレーションの悪さで40分も料理を待つ羽目になったが、今日は空いていた。スムーズに料理も運ばれ、ダビンはチキンの和え麺、私はバクソというインドネシアの肉団子が入ったスープヌードルとティーボトルという激甘ティーをオーダーした。この組み合わせは私が少しハマっているものだ。インドネシアに数年住んでいたダビン曰く、かなり本格的でローカルなお店らしい。味の素の風味がするのは否めないが、スープと具材が結構美味しい。
仕事に戻り、続きの作業をやり、残りの時間はカーリのブックバインディングの手伝いをした。
17時に仕事場を後にし、家に帰ってシャワーを浴びる。カボチャをオーブンで焼き、この間食べたFrangoのホールチキンの骨から出汁を取り、野菜を入れてスープを作った。ロティも焼き、スープにつけて食べた。少し作業をし、22:30就寝。
26.05.2025
朝7:30に起きる。グラノーラにヨーグルトとハチミツをかけて食べる。支度をして電車に乗り、Redfern駅で降りる。連日続いた洪水による遅延で、今日は電車賃が無料になった。本当なら今週1週間分無料にしてほしいくらいの被害であったが、こういう合理的かつやったあげました感をうまく魅せるいるところはすごくオーストラリアっぽいなと思った。ヨーロッパであれば遅延くらいで無料はしないだろうし、日本も収益や賃金支払いなどの複合的なことから謝るのみで無料にはしないだろう。ある種サービスしてますよ感をうまく魅せるところは見習うべくことでもあるし、悔しい気持ちでもある。だがサービスはしっかり受けさせてもらう。
今日はブックバインディングの商品の発送作業だ。いつも以上の大量のオーダーが入っているということで、同僚のジュリアンも手伝ってくれて、なんとか時間よりも早く終われた。お昼は梅干しおにぎりをサクッと食べ、30分で休憩を切り上げたら、カーリがちゃんと1時間とったほうがいいわよなどと言ってくれたが、私はそれよりも仕事が終わらないことが心配だった。結局出荷時間よりも早く終われたおかげで後で休憩をとったが、こういう仕事よりも人間的な価値観の部分に助かっている。
17時に仕事は終わり、そのままスタジオへ向かう。今日はスタジオメンバーの初めての顔合わせである。18時からだったが、早めに着き、ゾーイと昨日一昨日のマイラの誕生会のことについて話し、私たちが早めに帰ったあと、彼女たちはブッシュウォークに出かけ、日が暮れるまで楽しんでいたそうだ。話していると新しいメンバーのラチーが来た。彼はデニムのジャケットに黒のパンツ、黒のシューズを履いていて、私と上から下までまるまる同じ服装だった。お互いに全身を見て、私は“we look so similar”と彼に言い、彼も “True, that’s crazy!”と返した。3人では、スタジオ設備の問題や鍵を開け方、建物の使い方をシェアし、スタジオの名前をどうするか(結局ゆっくり考えることにした)や、どういうふうに使いたいかなどの意見交換をした。そして今週末に足りないデスクを作ろうという話にもなった。
終わった頃には19時を過ぎていて、外は大雨が降っていた。それぞれ別れ、私は歩いて家まで帰ることにした。5分くらい歩いているとだんだん靴に雨が浸水してきて、完全にびしょびしょになっていた。失敗した。カズに電話をして今夜のディナーのメニューを聞いたら、野菜のローストとトマトパスタと言っていたので、帰りの途中でFrangoに寄り、ミディアムサイズのフライドポテトを買う。もちろんチキンパウダーを上にかけてもらう。
野菜のローストサラダとトマトパスタ、ポテトを食べる。こういう欧米的なディナーも好きである。シャワーを浴び、少し作業をして10時就寝。
25.05.2025
朝7時頃に起きる。まだみんな寝ている。起こさないようにそっと玄関のドアを開け、庭をまわって裏口から入り、お手洗いへ向かう。昨日日本酒を飲みすぎたせいでお腹はパンパンだ。幸いにも私たちのベッドルームは玄関のすぐそばに繋がっていたため、みんなを起こさずに出ることができた。朝の空気は澄んでいて、肌に少し染みるほどの寒さがあったが心地よく、光さえも尊くて美しい。庭を一周して、だんだんと体が冷えてきたからベッドに戻って、もう一度眠ることにした。また目を覚ましたときには、時間は9:30になっていた。隣で寝ていたカズはまだ寝ていて、ナットが起きているのを中ドアのガラス越しに見えたから、私も起きることにした。
キッチンへ向かうと、セーラとマイラ、シンシア、ゾーイもすでに起きていて、セーラがミルクティーを淹れてくれた。マイラが昨日の残りご飯を使ってオムライスを作るといい、私はダイニングに座って小説を読むことにした。皆それぞれが好きなことをしていた。シンシアはエルモの犬ユキちゃんとずっと遊んでいたり、マイラとジャスパーは朝食を作っていたり、ゾーイとセーラは椅子に座って本を読んでいた。ベンは子供用のピアノを弾いていて、まだ寝ている人もいる。自由で豊かな朝だった。途中でベンとセーラは帰るということで、お別れをした。
朝食のオムライスはケチャップがなかったらしく、シラチャーマヨソースを使ったらしい。それが意外と美味しくて、面白い発見だった。私たちもカズが18:30からサム達とクライミングに行く予定があるとのことで、朝食後すぐに帰ることになった。シンシアが車で駅まで送ってくれると言ってくれたので、乗せてもらった。意外と車だと早く着いたので、近くのカフェでお茶を買うことにした。私はホットチョコレートに、カズはホットコーヒー。この町での気温にぴったりである。
電車に乗り、帰路に着く。遅延のせいか2時間で乗り換え駅に着く予定が2時間半もかかった。その間それぞれ本を読み、読み飽き寝てもいた。家に着いた頃には16:30になっていて、電車疲れのせいか身体がぐったりと重く感じた。すぐにシャワーも浴びてスッキリしたかったから、体を流し、ベッドに入ってのんびりとした。18時にディナーにすることにし、母が前に送ってくれていた醤油ラーメンに芽キャベツを炒めたものをのせた。カズはクライミングに行き、私は作業をしようと思ったが、あまり気力がなく疲れていたためベッドに戻って休むことにした。21時就寝。
24.05.2025
朝9時に起きる。Bertasで朝食をしようということになり、30分ほど歩いてMarrickvilleの方へ向かう。カフェに着くと先日にオープンしたばかりなのに人だかりができていて、外のテラス席まで満席だった。今日は久しぶりに晴天だったため、みな考えていることは同じである。私はローストブロッコリーサンドとハッシュブラウンにし、カズはブレックファーストロールとロングブラックをオーダー。
私が頼んだサンドは香ばしくて美味しかったが、クリーミーソースにチリが入っていて、朝食向きではなかった。正直カズが頼んだロールのマフィンがかなり美味しくて、そっちの方が好きだった。
今日からブルーマウンテンにあるBlackheathという町に行く。そこにはマイラの別荘があって、そこで彼女の誕生日をみんなでお祝いし一緒に過ごす。今週末は買い物に行くタイミングがなさそうだから先に行っておこうということになり、私はALDIへ、カズはお誕生日ディナー用の日本酒を買いにStanmoreの酒屋へそれぞれ行くことにした。
家に帰り、昨日Frangoで買ったポルトガル風の炭火焼きチキンの残りをご飯に加えて、お粥にして食べた。泊まる用の着替えや歯ブラシなどをバッグに詰め、13:30に家を出る。洪水の影響で電車がここ数日遅れていて、ちゃんと来るか心配だったが、最寄り駅からは時間通りに電車は来た。だが乗り換え駅のStrathfieldで少し遅れていて30分ほど待つことになった。結局3時間かけてBlackheath駅に到着し、その頃には夕焼けも終わりかけていた。25分ほど歩いてマイラの別荘へ向かう。冬のような鋭い寒さでシティーとは体感10度くらい違う感覚だ。だが景色はちょうど綺麗な紅葉で、赤と黄色の葉が色づいていて、日本の四季があるのを思い出し、季節の分かれ目があることへ懐かしさとともに歓びも感じた。
別荘に着くと、マイラとジャスパーはディナーの準備を始めようとしていた。初めて会うマイラの親友のセーラは暖炉の横で本を読んでいた。シンシアはナットを車でBlackheath駅へピックアップするための用意をして、ゾーイとエルモは鍋用のたくさんの野菜を切っていた。みんなに挨拶をし、私とカズは餃子を包む作業を頼まれた。具のキャベツとキクラゲの炒め物はすでに出来上がっていて、それを大量に包むだけだ。
みんなで大きな丸テーブルを囲んでディナーをした。マイラが買って作ってくれた赤鯛の蒸したものはとても美味しかった。途中でマリアンナとベンが到着し、静寂で豊かな時間を過ごした。リビングに移動し、バースデーケーキを食べた。焼いてくれていたパイナップルケーキにココナッツクリームを塗理、ロボット型にデコレーションしていた。目やセンサーはラズベリーで装飾した。
みんなで色々話し、結局25時になっていた。それぞれベッドに入り就寝した。
22.05.2025
朝7:30に起きる。朝食はサワードゥをトーストし、その上にアボカドをのせて食べる。9:30にスタジオに向かうために準備をし、その前に少し作業をする。今日はついに初めてスタジオを使う日だ。ゾーイから雨で遅れるとの連絡が入り、もう少し作業をする。9:45に木製の織機を持って家を出て、歩いてLewishamにあるスタジオへ向かう。着いたら、中はほとんどの畳が取り外され、2枚だけ木の脚がついた枠の上に敷いてあった。その横で大きなデスク2つがあり、1つにゾーイは作業をしていた。私はもう1つのデスクを使う。そしてスタジオの使い方の説明や、玄関ドアの閉め方を教えてくれた。だがドア締めがなかなかやっかいで、直す必要があるらしい。かなり強く体重を乗せて引かないとロックがかからないのだ。コツをうまくつかめなかったので、代わりに裏口から入る方法を教えてくれた。
ウィービングの続きをやった。彼女と世間話でたくさん盛り上がり、やるべきことはあまり進まなかった。
12時からボタン屋での仕事。大雨にもかかわらず結構お客さんが来た。新しい赤ちゃん猫のフレディーはすっかりみんなの人気者である。まだ生後3ヶ月だというのに羨ましいほどの才能だ。
19時に仕事は終わり、まだ大雨だったので電車に乗って帰る。家に着くと、カズがトマトミートボールスープを作ってくれていた。今日の天気にはぴったりである。シャワーを浴び、パソコン作業をする。22:30就寝。
21.05.2025
朝7:20に起きる。グラノーラにオーツミルクをかけて食べる。今日もブックバインディングの仕事に向かう。家から最寄りの駅に着くと、電光掲示板が真っ白で次の電車の情報すらわからない状況になっていた。Google Mapで確認すると、30分後に次の電車が来るとの情報があり、代替案のバスだと3分後に駅前のバス停から乗れることがわかった。バスの方が早く着けると思い、階段を登りバス停に行こうとしたら、タイミングよく電車が来たので走って電車に駆け込んだ。とてもラッキーだった。仕事にもいつも通りの時間に間に合い、着くなりカーリとジュリアンからは「遅れると思ったよ」と驚かれ、「ただラッキーなだけだったよ」と返した。
今日は昨日のページ修復の続きで、和紙を使って破れた部分を留めて修復する作業。ひたすらに進めるが破れ部分が多いのと、状態がひどく悪いのでなかなか早く進まない。そしてページごとに糊を使って留めるから乾くのにも時間がかかる。忍耐の作業である。途中に1メートルほどの梱包材の紙筒が大量に届く。トラックからひたすら運ぶ作業をし、その後10本ずつまとめて棚上のスペースに乗せる。なかなか大変な作業で、すごく時間がかかった。10本ずつまとめた束のテープを緩く結んでしまったせいで、崩れてドミノ倒しで何度か落ちてきたりして大変だった。
ランチはダビンと近所のカフェに行った。クーポンアプリを持っているらしく、それを使うと30%オフになるというのでそのカフェに行くことにしたのだ。なのであえてちょっと高めのメニューをオーダーし、ダビンはグリークプレート、私はワッフルチキンにした。疲れていたからヘビーで不健康なものが欲しかったのだ。仕事に戻りページ修復の続き。17時までに全てのページを終わらせたかったが、数ページ残ってしまった。
お店を後にし、マイラとジャスパーが働いているパブThe Eveleigh Hotelに向かう。このパブは約3ヶ月のリノベーションを終え、ついにこの間リニューアルオープンをしたばかりである。壁紙が明るいティファニーブルーになり、バースペースの配置も中心にさらに大きくなり、パブ全体が広く明るい雰囲気に生まれ変わっていた。
今日は2人ともお店で働いていた。ビールのオーダーをしようと並んでいると、マイラが私に気づいて来てくれて、前で並んでいた女性を紹介してくれた。彼女のお母さんだった。彼女が日本人の演奏家ということを聞いていたからずっと会ってみたかった。奥には彼女のお父さんも座っていて、ぜひ一緒に飲みましょうということになった。想像通りですごくチャーミングな2人だ。マイラの笑顔や手の動きはお母さんにそっくりである。両親を見ると、確かに彼らの子どもだという特徴を見つけられて面白い。カズも途中で来て、4人で彼らの昔のドイツでの生活のことや色々と話した。彼らも今週末のマイラのお誕生日会に来るとのことで、また週末会いましょうと別れを告げる。
Newtownの方まで歩いて、ジェラート屋mapoに行くことにした。今日はピンクグレープフルーツとチョコリコッタチーズ、カズはヘーゼルナッツとブルーベリーをオーダーした。それぞれ美味しかったが、グレープフルーツの組み合わせは酸味のせいでクリーム系とは合わないなと思った。
帰りはタイミング良くバスが来てそれに乗って帰る。シャワーを浴びて、少し作業をする。22:30就寝。
20.05.2025
朝7:35に起きる。今日も低気圧で体がだるい。朝食はサワードゥにバターとベジマイト塗り、その上にアボカドのせてを食べる。ベジマイトが味噌のような役割になってこれが結構美味しいのである。
8:20に出てブックバインディングの仕事に向かう。今日はA4サイズより少し大きいバイブル本のページ修復をする。修復といっても、まずページの折れを水ペンで直して平らにする作業から始まる。ダメージがひどい本なためすごく時間がかかった。そしてここ最近疲れが溜まっているのと、精神的に調子が悪いせいでまったく効率よく進まない。そして私の英語もだめだめである。精神状態と言語の発話というものは不思議とリンクするみたいだ。誰かと話す気分でもないしそのせいか話すべき時に全然言葉も出てこないのである。
ランチは昨日のディナーの残りのパスタを食べる。平野紗希子さんが成田悠輔さんとの対談で話していた「死んだ炭水化物」というパワーワードを思い出す。まさに私のパスタのことである。死んだパスタも案外悪くないのかもと肯定してみる。
今日は結局一日かかってページ折れの修復をしていた。こんなにかかるものなのかと自分にがっかりした。
17時にお店を後にし、Japan Foundationへ歩いて向かう。4冊ほど借りていた小説本の返却のためだ。ここは外務省管轄の国際交流基金で、日本の文化芸術を紹介しさまざまなイベントや展示を行っているところであり、図書館も併設しているのである。今日も返却とともに小説をいくつか借りた。図書館員のお兄さんはいつも少しぶっきらぼうな顔をしている。返却期限に遅れていたことを突かれ、少し機嫌悪そうに注意されてしまった。完全に私のせいなのは間違いないのだが。奥のスペースで展示もやっており、日本の工芸の刺し子や陶芸作品を展示していた。
バスで帰ろうとBroadwayのストリートのバス停に着くと人だかりができていて、調べてみたら電車の電線が絡んだのが原因で運行停止になったらしい。そのせいで電車に乗るはずだった人がバスの方に流れてきたらしい。運よく家までのバスがすぐに来たが、満員で乗車拒否されてしまった。他のバスも次々と乗車拒否のサインが車両フロントの電光掲示板に出ていた。仕方がないと思い、家の隣町エリアに行く423番バスには乗れたので、それに乗ることにした。一番家から近いと思われるEnmore Parkのバス停で降り、カズのワークショップからも中間地点とのことで、待ち合わせをして一緒に帰ることにする。20分かけて歩いて帰った。いろいろとうまくいかない日である。
ディナーはしいたけと卵とじうどん、レタスのオイスター炒めを作った。ぐったり疲れて、今日はすぐに寝ることにした。22時就寝。
19.05.2025
朝7:30に起きる。グラノーラにオーツミルクをかけて食べる。朝から寒く雨が降っていたせいかあまり元気がでない。電車に乗ってRedfernに向かう。今日はブックバインディングの仕事だ。
月曜日の今日はオンラインストアからの注文商品の梱包・発送を1日かけてやる日だ。アイテム数が多いのと、大きな商品もあるから数時間では終わらないレベルの量なのである。今日はいつもよりも多いオーダー数が入っていて1日で梱包が終わるのか心配になる。とりあえず商品を集めて梱包を始める。16時には郵便局に行って発送しないといけないからそれまでに終わらせるように効率良く進める。かなりの単純作業ではあるが、いかに効率よく頭を使って進める作業だから意外と楽しんでやっている。
ランチは梅干しおにぎり2個とバナナケーキを持ってきて食べる。ギリギリで16:10に終わって郵便局に大量の商品を持っていく。郵便局員が一個ずつ発送登録するから結局30分以上かかり、お店に戻った頃には5時近くで帰る時間になっていた。
また明日ねとお店を後にし、Woolworthsによってマルドンの塩を買う。家に帰りシャワーを浴び、ディナーの準備をする。今日は土曜日のレモンクリームソースの残りを使って、マッシュルームクリームパスタを作る。レモンの酸味が強かったからブラウンシュガーとハチミツを少し加えた。結構上出来だった。そのあとはドラマを観て22:30就寝。
18.05.2025
7:45に起きる。8:30からのマシーンピラティスをケイティと受ける約束をしていたから、カズとジムへ向かう。今日は雨と風が強くてとても寒い。とてもじゃないけどピラティスに行く気分にはならないが重し腰を上げていく。そしてマシーンピラティスにはトラウマがある。2週間前に初めて受けた時にまったく使いこなせず、クラスの中で一番だめためな生徒だったからだ。今日はそのリベンジも兼ねて、ケイティがアシストしてくれるとのことだ。今回はとても良かった。ストレッチから始まりゆっくりでシンプルな動きだけどしっかり腕や脚の筋肉に効いていた。先生の説明もわかりやすくて前でちゃんとお手本も見せてくれる。そしてなによりも動きがシンプルでマシーンと自分の体が一体になっているのを感じることができた。上手く使いこなせている証拠である。終わった後は隣のカフェSuperfreakで各々コーヒーをテイクアウトし、私はカフェインを控えているからチャイラテをオーダー。
近くでやっているMarrickville Organic Food Markに行く。道中に知り合いの鉄作家ケニーのスタジオで、最終日のグループ展をやっていた。私たちは初日のオープニングに行ったけれど、ケイティは初めてでそのスペースが気になっていたらしい。ケニー本人はおらず、スタジオを一緒にシェアしている他のアーティスト達がいて、彼らは近くでニットのポップアップをやっていることを教えてくれた。私たちはマーケットの後に行くことにした。
マーケットでは昨日のリベンジでアイリッシュソーダスコーンのデーツとナッツ入りのを買う。やっぱりこの味とテクスチャーだ!ペロリと平らげてしまった。ニットのポップアップに行く道中にまた新しいカフェを見つける。2週間くらい前にできたばかりのお店Bertasで、入り口横のメニューにハッシュッブラウンがあることがわかり食べてみることにした。テイクアウトを待っている間、ケイティは私たちにお手製のギフトボックスをくれた。箱の側面ごとに柄の違うペーパーを貼ったものの中にはニュージランドのマップ(彼女はこの間NZへトレッキング旅行に行っていた)と、手作りのグレーチェック柄のシュシュ、Micheal Marriottデザインのフックが入っていた。とてもチャーミングなギフトである。シュシュは先月に一緒に行った布屋さんで私が選んだ布を使って、大きなものが欲しいとリクエストしたらその通りにそれ以上に素敵に作ってくれた。
テイクアウトしたハッシュブラウンはハイレベルで美味しかった。上にはチリ風味の塩がかかっていて、その横にはディルが入ったクリームソースが添えられてあった。ポテトファンの私にとってはカリカリフワフワの揚げたてポテトにチリとディルのパンチはもちろん大好物である。
店を後にし目的のポップアップへ向かう。場所はたまたまカズのワークショップの目の前であった。そこはニットアーティストのスタジオらしく、アーティストの女の子が色々とテイスタイルのこと、マシーンウィービングの構造について色々と説明してくれ、デモンストレーションまで見せてくれた。私とケイティは見入ってかなり欲しくなってしまった。
カズのワークショップに少し寄り、ケイティと別れ、歩いて家に帰ることにする。それにしても風が強くて完全に真冬の気温である。帰ってデーツのグラノーラを焼き、ランチにトマトポタージュとパンプキンスコーンを温める。
ウィービングを進め、17:30からのカズのお父さんのお誕生日ディナーに向かう。少し早めに出て、薬局で処方箋の薬をもらう。1ヶ月分の薬に72ドルも払うのはかなり高いなと思いながら、しぶしぶ毎月払っている。日本だと1000円で済むからこそ余計に高く感じている。ディナーはErskinevilleにあるインドレストランDehli ‘O’ Delhiで、そこは3ヶ月前にブルーマウンテンの方で受けた瞑想コースのインド人生徒がおすすめしてくれたお店だ。かなり洗練させたお店で高級インド料理を味わえる。私たちは前菜にサモサ、メインは鴨のカレーと海老のココナッツカレー、そしてお気に入りのナスとカリフラワーのカレー、デザートに甘いドーナツのグラブジャムンとアイスのクルフィを頼んだ。全部バランスよく美味しかった。お父さんは普段は無口でほとんど自分から話さないが、今日はめずらしく饒舌で笑顔が多く、私にたくさん質問をしてきた。きっと楽しんでいたのだろう。
19時にはディナーは終わりバスで家まで帰る。早めにディナーを始めて早く帰宅するのは結構いいなと思った。少し作業をし、23時就寝。
17.05.2025
朝6時に起きる。今日は土曜日で休みだからいいかと思い二度寝することにした。結局9時に起きて、少し朝を無駄にした気持ちになった。朝食はカズがトーストしたサワードゥとスクランブルエッグを作ってくれた。結構美味しく、ロイヤルホスト風のクリーミーかつほんの少し硬めなテクスチャーだった。本人としてはあまり納得いってないそうで、もっとクリーミーにしたかったそう。
私はすぐに出かける準備をし、Orange glebe marketへバスで向かう。ここは土曜のみ開催のお気に入りのファーマーズマーケットで、他のマーケットに比べ野菜や果物、パンやお花、フードのクオリティーがいいのに加え、値段も悪くない。そしてなによりも活気があり、来ている人たちはちゃんと地元の食材をごっそりと自前のカートにのせて帰る。いくつか八百屋の屋台がある中で、端にあるいつもの屋台に向かう。今日はカリフラワーにカボチャ、アボカド、梨を買う。カズが好きなアイリッシュソーダスコーンを売っているパン屋にも寄り、めずらしくローストパンプキンのフレーバーがありそれを買ってみる。2軒先にもスコーンを売っている屋台があり、違うお店で買ってしまったことに気づいた。時すでに遅しで、仕方なくまたバスに乗って帰ることにした。
帰ってきた頃にはカズは友達と出かけていて、洗濯機に入れておいてくれていた洗濯を干した。今日は久しぶりにものすごくいい天気で、半袖で過ごせるくらいに暖かいのは嬉しい。人間にとって天気ほど生活を左右し、時には人格形成まで影響を及ぼすものはないよなと、洗濯物を伸ばしながら考えていた。
自分の作業に入る。日記を書き、ウィービングを進める。13時頃にカズは帰ってきて、冷凍しておいたたくさんのキムチ餃子を使ってスープにする。
とてもいい天気だからなんだか出かけたくなり、北の海の方にあるベイウォークができるエリアに40分かけて歩いてみることにした。初めて行くエリアなのと道中のエリアも通ったことのない道ばかりで、最近は慣れた景色ばかりに出かけていたせいかとても新鮮だった。それと同時に、行く場所が限られてきたなんてすっかりシドニーという都市に慣れてしまったなとも思った。東京でもそう。挑戦してどこかに行くことはたまにあるけれど、ほとんどは知っている場所だしすでに行ったこともある。だからこそ行動範囲も決まってくるし、目新しさとは皆無になってしまう。
ベイウォークは公園から始まり、そして海へと続く。公園ではラグビーのチームがタックルのトレーニングをしていて、彼らの肩の筋肉構造が気になってまじまじと見てしまった。言うなれば私は命懸けのスポーツとは無縁の人生を送ってきたから、彼らとは真逆の世界でスポーツマンシップも知らず、グループの中で生き抜くことも知らない。こうして対極にいる自分を諦観した。北の方に行くにつれて見える景色が変わる様は面白かった。特に家のサイズがだんだんと大きくなり、庭付きに変わっていく。歩きながら郊外に行っている気分である(実際はそこまで郊外ではないのである)。そして少しずつ海が見えてくる。シドニーの海の景色は分かりやすく、神奈川の海のように突然にバンッとサプライズで見せてくれるイメージだから、少しずつチラ見せしてくれるスタイルはなんだか久しぶりで高揚した。海の方のベイウォークは、やはり皆考えることは同じなようで結構混んでいた。
芝生で少し休憩をすることにし、朝にマーケットで買ったローストパンプキンのスコーンを食べてみる。いつものアイリッシュソーダスコーンとは全く違う。すごくパサパサでそのままでは食べられず、家に帰って焼いてバターとメープルシロップと食べることにした。
帰りはまたスーパーに寄る必要があった。ディナーにフィッシュピカタを作るため、レシピのソースには生クリームが必要だった。30分歩いてWoolworthsに行く。買い物を済ませ、バスで帰ろうとバス停まで向かうとすでに来ていて信号で止まっていた。次のバス停まで近いから、走って乗ってみようとチャンスを賭けてみる。気づいたらバスは先ほどの交差点で曲がっていて、私たちは違うところまで走っていたのだ。仕方なく次のバスを待つ。今日は仕方のない日だ。
帰宅して少し休憩する。1時間半くらい歩いていたからさすがに体は疲れていた。ディナーは今日買ったカリフラワーと芽キャベツに少しスパイスを加えてオーブンで焼く。焼いている間にバナナケーキを作る。そしてメインのフィッシュピカタを揚げ、その後にレモンクリームソースにパセリとケーパーを加えた。かなりの上出来でこれからのディナーの定番になりそうだ。
『PAST LIVES』を観る。最近私たちはグレタ・リーに惚れているから、さらに惚れ惚れしながら観入ってしまった。何度観てもじんわりと感情に刺さる映画である。特にノラとアーサーの関係性を示すシーンである、12年後の税関での受け答えのシーンの描き方は結構好きだった。23時就寝。
16.05.2025
朝5:45に起きる。雨が降っていたし、低気圧のせいかなんだかエナジーもなかったが、6:30にからのヨガのクラスにカズと向かう。トレーナーはこの間ダビンがお気に入りと言ってたイケメントレーナーのルカ。私が通うジムでもクラスがあることがわかり、即予約してみた。着いてチェックインをしようとしたら、カウンターのお姉さんにこの時間はヨガのクラスはないよと言われ、確認してみると6:00開始だった。完全に勘違いしていた。次のクラスは7:15からということで、予約を変更してもらう。隣のSuperfreakで待つことにし、チャイラテとクロワッサンをオーダー。日記を書き進める。
時間になり、また変更したヨガのクラスに向かう。カウンターのお姉さんに “Welcome back”をもらった。今日のクラスはかなりきつすぎた。瞑想から始まるのは良かったが、ゆっくりとした動きにつらいポーズで数秒間キープするのは私のスタミナと筋肉量ではついていけない。ピラティスくらい身体の動きとテンポがあるくらいでないとやはり私の身体には合わないことがわかった。
汗だくで真っ赤になりながら帰宅した。シャワーを浴び、仕事に行く準備をする。10時からボタン屋での仕事。
昨日は予算の2倍の売り上げだったから、今日は期待していなかったが結構お客さんが来た。午後にはキャンベラからのテキスタイル学生20人くらいが来て、一時狭い店内がぎゅうぎゅう詰めにもなった。ランチは簡単にサラミのサンドイッチ。パンにはバターとハチミツを塗っている。サラミにハチミツの組み合わせは最近ハマっている。ここではハニーマスタードやスイートチリなどの甘辛な味付けがみんな大好きで、サンドイッチやバーガーなどのソースでは定番と言っていいほど絶対にある。その甘辛食文化に私もまんまと影響されてしまった。
そしてお店には、数週間前から生後3ヶ月の赤ちゃん猫がいる。新しいスタッフの友人から譲り受けた猫で、グレーと白模様の背中に二本筋があるリスのような子猫である。みんなメロメロで、早速近所の人や友人らが会いにきて一緒に遊んでいる。
17時に仕事が終わり、近くのスーパーALDIでカズと待ち合わせをして買い物をする。買い物は大体週に一回まとめてやるため、大荷物を2人がけで抱えて帰る。
今日はなんだがあまり元気がなかったため、元気を出すために何かしようということになり、ずっと行ってみたかったインドレストランDERREL’Sに行くことにする。かなりヒップな人気店で普段はすごく混んでいるらしく、金曜夜ということもあり心配していたが、雨が降っていたせいか予約なしでもすんなりと入れた。店内はインドローカルの賑やかな食堂のような雰囲気で、前のテナントの黄色と茶色のタイル壁がすごくいい味を出していて、なかなかイケているお店だ。私たちはそれぞれライスとロティ、チャツネソースが入ったチキンティッカとバターチキンカレーのプレートをオーダーした。カレーの味付けもさることながら、チキンの香ばしさとお肉のほろほろとした柔らかさがすごく美味しくて、シンプルながらクオリティがかなり高かった。今度はアラカルトで色々と食べてみたいねなどと話し、店を後にする。
Newtownの方まで歩いてジェラート屋さんMapoに向かう。かなりの大行列で、店内も外も食べている人もいれば待っている人もいてひしめき合っていた。回転がいいのか意外とすぐに私たちの番になり、1スクープ2フレーバーをシェアすることにし、ジャージーミルクとキウイをオーダー。感動的に美味しかった。どうして一度の来たことがなかったのだろうと自分にびっくりするくらいに美味しかった。ジャージーミルクはクリーミーかつオリーブオイルが少し入っているのか風味がすごくよかった。キウイもフルーティーで滑らかさがミルクと相まって美味しさを助長させていた。
お腹がパンパンになり、消化させるために40分歩いて帰る。歩き疲れて即就寝してしまった。
14.05.2025
朝6:30に起きる。顔を洗ってすぐにウィービングの作業に取り掛かる。木の織り機に縦糸をセットしてグレーの糸で織り始める。途中で終わらせ、バナナとグラノーラにオーツミルクをかけて食べる。着替えて、Redfernでのブックバインディングの仕事に向かう。今日の電車はかなりの満員電車だった。東京ほどの呼吸ができないくらいにぎゅうぎゅうの車内ではないが、シドニーの人口にしては満員であった。
仕事は9時から始まる。今日は昨日の本の続きでフレンチスティッチで糸綴じを終わらせる。次はカバーとエンドペーパーも取り替えるため、ボール紙とエンドページ用のマーブル紙をカットする。そしてエンドペーパーの裏側に貼り付ける紙もカットし、褪せた生成色に近い色に染める作業。乾かしている間に次は別の作業入る。昨日貼ったボード紙の続きで、今日は白い紙をボード紙に手で貼り付け、プレスマシーンを使って完全に密着させる。片面を乾かしながら、表面部分に写真をはめ込むために写真サイズに合わせてボード紙に切り込みを入れ、0.5ミリほど紙を剥がす。最後は今日初めにやった本の表紙のタイトル部分を切り取る作業。新しいカバーに移植するためだ。
ランチは昨日のディナーの残りを持ってきて食べる。すっかり冬の気候で寒くなってしまい、最近は工房の奥でお弁当を食べている。食べようとすると音で気づかれたか、カーリの愛犬ルイが来る。いつもそうだ。食べ物をもらえるのをずっと待っている。食べ終わったのがわかるとすかさずカーリの元へ戻ってしまう。とてもわかりやすい犬だ。
そして明日大事な来客がお店に来るとのことで、同僚のジュリアンと一緒に店内と工房を整理整頓し掃除する。
17時に仕事は終わり、今日は疲れて何もしたくない気分だった。ディナーは簡単にポテトチーズチヂミを作り、カズがブルワリーPhilterからテイクアウトしてくれた水曜限定で6個$6のスパイシーハニーチキンを食べた。今日は何をするにも気持ちが乗らなく、こういう日は何もしない方がいいよなと思いドラマを観終えることにした。23:30就寝。